赤瓜(アードックゥイ)の本格的収穫始まる

島暮らしスタイル

島暮らしスタイルのブログ再開

 1月から本日まで、ブログの更新が途絶えていました。この間、畑つくり、野菜の種の播種や苗の定植、そして収穫に追われ、ブログが疎かになってしまいました。
 (この間の主な農作業等については、今後時々振り返って紹介していきたいと思います。)
 ちなみに、現時点(5月下旬)の旬の野菜と言えば、ヨロン島や沖縄地方で古くから栽培されてきた伝統野菜の一つ「赤瓜」(ヨロンでは「アードックゥイ」という呼び名で親しまれています)です。4月下旬から収穫を開始し、今週から収穫の最盛期に突入。当農園では12月上旬まで収穫しています。

 原産はインド西部と言われ、15世紀頃、中国南部から沖縄に伝わり、琉球王朝の宮廷料理に用いられていたとか。形は太い円筒状で、長さ25~30cm、太さ7~10cm程、重さo.7kg~1.2kgキロ。果皮の表面は最初は淡い黄色から翌日には黄色に、更に次の日には茶色に変化し表皮全体にわたり細かいひび割れが模様のようにできてきます。

 果肉は真っ白で、瓜らしく薄い緑のゼリー質と共に種が並び、みずみずしく、薄くスライスして食べるとカリッとした歯ざわりが感じられます。薄くスライスしてシーチキンを入れてらっきょう酢等で和えると暑い夏には最高。また、炒め物、煮物としても食べます。自己主張の少ない食材であるため、冬瓜の代替品としても使えますよ。
 日持はあまり良くありません。常温保存で収穫から4日程度となります。5日目になるとヘタの方から萎びれてくるため、地元での消費が大半です。収穫後に新聞紙で包んで冷蔵庫に保存すると2週間程度は日持ちします。